公開講演会
公益財団法人家計経済研究所・日本女子大学現代女性キャリア研究所
共催シンポジウム
家族の変化と新しい時代のケアを考える
超高齢化社会のなか、介護を中心とした家族への「ケア」をめぐる課題が大きくなっています。
介護保険施行後15年余りが過ぎ、サービスの選択肢ができてきた一方で、
家族のあり方や価値観が多様化し、女性の就業の進展や雇用不安定化などにより、
従来のような家族、特に女性を中心としたケア提供を前提とした体制は限界をむかえ、
時代や社会の変化に対応した新たなケアのあり方が求められています。
本講演会では、在宅を中心とする家族介護者のケアをめぐる現状と課題を整理し、
男性介護者(息子介護)や若者(ヤングケアラー)によるケア、さらには介護と育児というダブルケアなど、
新たなケアの実態について多角的な視点から捉えていきます。
家族ケアの実態から、求められる家族支援策、
超高齢化社会や家族ケアの今後について議論していきたいと思います。
終了しました。どうもありがとうございました。
【基調講演】
堀越栄子(日本女子大学家政学部 教授)
「介護する人(ケアラー)に社会的支援を」
【パネリスト講演】
菊澤佐江子(法政大学社会学部 准教授)
「在宅での家族介護の負担」
井手大喜(草加市会議員、ケアラー)
「ヤングケアラーとして見えたこと」
佐塚玲子(特定非営利活動法人 よこはま地域福祉研究センター センター長)
「広がるダブルケアにどう向き合う?」
平山亮(東京都健康長寿医療センター研究所 研究員)
「男性性とケア ― おとこの看方(みかた)とその見方」
【全体討論】
コーディネーター: 大沢真知子(日本女子大学現代女性キャリア研究所 所長)
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