財団法人家計経済研究所は、調査研究プロジェクト「世帯内分配・世代間移転に関する研究」(2005~2007 年度)の成果として、チャールズ・ユウジ・ホリオカ大阪大学教授との共編著『世帯内分配と世代間移転の経済分析』をミネルヴァ書房から刊行いたしました。
本書は、「世帯内分配」、「世代間移転」という2つの側面から家計行動を捉えることを試みた成果です。「世帯内分配」については、世帯内における消費・余暇時間の配分が、世帯構成員間の交渉によって規定されているかどうかを、「世代間移転」については、教育投資ならびに遺産・生前贈与を通じた世代間の所得移転がどのような要因によって決定されているかを検証しています。
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『世帯内分配と世代間移転の経済分析』目次 |
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序章 |
『世帯内分配・世代間移転に関する研究』調査の目的と方法 |
坂本和靖 |
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第I部 世帯内分配に関する分析 |
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第1章 |
世帯内における消費・余暇配分の構造 |
坂本和靖 |
第2章 |
家計内交渉と家計の消費変動 |
小原美紀 |
第3章 |
日本における世帯内リスクシェアリングの分析 |
澤田康幸 |
第II部 世代間移転に関する分析 |
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第4章 |
教育を通じた世代間所得移転 |
北條雅一 |
第5章 |
日本における遺産動機と親子関係―日本人は利己的か、利他的か、王朝的か? |
チャールズ・ユウジ・ホリオカ |
参考資料 家庭生活に関するアンケート調査 |
本書の紹介 |
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・『日本経済新聞』2008年11月16日朝刊23面に、本書の紹介が掲載されました。 |